右向きは止めた方が良い! 左向きで寝ることを推奨する5つの理由とは
充実した睡眠が人を心身ともに健やかにしてくれます。不眠症や睡眠不足で悩んでいる方も多いでしょう。しかし、睡眠時の体の向きにも充足した睡眠がとれるかどうか大いに関係があるという説が最近注目されています。なぜ良いか?5つの理由でご説明します。

右向きはダメ! 左向きで寝た方がいい5つの理由とは
経済協力開発機構の調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間43分だそうです。これは韓国に次いで世界で2番目に短いという衝撃の結果です。
人間の一生の3分の1は睡眠で占められています。つまり我々の1日の3分の1がベッドや布団の中で過ごしていることになるのです。それだけにいかに良い質の睡眠を取るかが人生を豊かにすると言っても過言ではありません。
どちらを向いて寝るか?それは人それぞれ長年の習慣や癖で違うでしょう。
医学誌『ジャーナル・オブ・クリニカル・ガストロエンテロロジー』に掲載された論文によると、質の良い睡眠を取るためには時間もさることながら睡眠時の『体の向き』が重要だと唱えられています。
右側より左側を向いて寝る方が良いと言われる『左向き睡眠』のメリットについてまとめました。
※↓の動画でも同じ内容が載っています。
■主な5つのメリットとは
リンパの流れを促進する
リンパ管の分布は左右対称ではなく、主に体の左側が優位になっています。
左を下にして寝ることで、胸管やリンパ節を介して、体の毒素や老廃物、病原体などを効率よく処理(ろ過)することができます。
つまり左向き睡眠はリンパ系の機能を促進し、体内の老廃物を取り除く機能を向上さるのです。右側を下にして寝ると、リンパ系の働きを低下させる恐れがあります。
心臓の負担を軽減する
左側を下にして寝ると、重力に従がって心臓への血行、心臓からの血行がよくなります。
それは、ほとんどの人の心臓は体の左側に位置しており、心臓から腹部へと繋がる大動脈(全身へ送られる血液循環の大もと)も左側へとカーブを描きながら曲がっているからです。
血液が送り出されやすくなることで、心臓への負担が軽減され、稼働効率も良くなるのです。
消化機能の促進
左側を下にして寝ること、消化系の臓器、胃やすい臓への負担を軽減し、消化作用が促進されます。
また、胸やけの原因となる胃酸の食道への逆流を抑制することもできます。逆に右を下にして寝ると、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
さらに、重力によって大腸から結腸に便が移動しやすくなるため、目覚めた時に排便も自然と促されるでしょう。食後に胸やけを感じるときは、左を下にして横になってみてください。
身体構造上の特性
胃と膵臓は体の左側に位置しています。右側を下に横になると膵臓に胃がもたれかかり、その機能を妨げてしまいます。
胃液の流れを正常に保ち、膵臓酵素の分泌と食べ物の緩やか消化を促すのは、左向き睡眠です。
右向き睡眠では、この規則正しい消化リズムが乱れてしまう恐れがあります。
脾臓の負担を軽減
左向きによりいい影響を受けるのが脾(ひ)臓です。
脾臓はリンパの塊のようなもので、血液中の古くなった赤血球をこわしたり、体の中に入ってきた病原菌などとたたかう抗体を作ったり、新しい血液を溜めるはたらきをしています。
正常な消化機能、リンパ機能を守っている臓器で、体の左側にあるため、心臓同様、重力に逆らわない向きが最適なので
今まで右向きで寝ていた人は、だまされたと思って今夜から左向きに寝てみてください!
ネットの反応
・自然に左寝しとった。理由があったんや(´_ゝ`)
・寝付く時に左に向いても、寝てる間に右になったけど...(´°ω°)チーン?
・左向きはいびきも改善できるらしい...ほんとかな
・睡眠は大切!こんなに健康に影響を与えるとは...
睡眠障害とか睡眠負債といった言葉がマスコミに登場するようになった昨今、いかに質の良い睡眠を取るかに世間の関心が集まっている証拠です。左向きの睡眠もその一つ。ぜひ試してみましょう。