2018年01月24日公開
2018年01月24日更新
ボートレースのポスター「挑戦」と書かれた文字を逆さにしたら…おお読めるぞ!これは芸が細かい!他にもあるぞ!
アンビグラムを効果的に使ったボートレースのポスターが話題です。逆さにすると、『挑戦』が何と○○に!いかにも競艇らしくて芸が細かい!

目次
芸が細かい「G1全日本王者決定戦」のポスターとは・・・
選手も観客も『勝負』する競艇ならではの言葉のアンビグラムですね!
『挑戦』が大文字で真ん中にバーンと書かれています。しかし、ポスターを逆さにすると...
このとおり『勝利』になります!確かに選手も観客もレースに勝ちたいですよね♪
このポスターは『ボートレースからつ』が、今年の1/24~29にかけて行われる『G1全日本王者決定戦』の為に制作したものです。確かに芸が細かいですよね!
デザイナーの野村一晟氏は、アンビグラムを使ってデザインしたポスターの事をツイートしました。
このポスターの「挑戦」が逆さになると「勝利」となる部分をデザインしました。
— Issei Nomura 野村一晟 (@IsseiNomura) December 23, 2017
こんな文字を #アンビグラム と言います。こうやって広告にも活用されることとなり嬉しいです。もっと広がってほしいです!! https://t.co/4jGH4QJSgR
視点を変えることで、2度楽しめるポスターです!
唐津競艇のポスターなんだけど、挑戦が勝利に変わるんですよ
— こおり (@katorisenkou960) December 11, 2017
これはもっと知られていいと思う、かっこいいです pic.twitter.com/DqvIF80sUL
■アンビグラムとは...
アンビグラム(ambigram, またはinversion, flipscript)は、語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。テキストはいくつかの語からなる場合もあり、異なる方向で綴られたテキストは同一のものであることが多いが、違うテキストになることもある。ダグラス・ホフスタッターはアンビグラムを「2つの異なる読み方を同一のひとそろいの曲線に何とかして押し込める筆記体デザイン」と述べている。
わかりやすく言うと、文字を180度回転させたり、鏡に写したりしてできるデザインのことで、多くはシンメトリカルで、同じ語に読める。
アンビグラム 他にもこんな作品が...
Twitterで話題になったものです。『陽』→『陰』
この作品、凄いの!
— (* ॑꒳ ॑* )⋆*yuko🐾 (@Ys_trickey) May 3, 2017
『陽』という漢字の影が『陰』になってるのっ‼︎ pic.twitter.com/EcsPjalovP
作者は『ボートレース』と同じく野村一晟氏でした!
初めまして。この作品の作者です。投稿ありがとうございます。私が気づかぬ間に投稿されてこんなに拡散されていて驚愕です。これは2013年に作ったものです。 pic.twitter.com/oV0T1h0cdT
— Issei Nomura 野村一晟 (@IsseiNomura) May 4, 2017
『ボートレース』戦場バージョンも!
『最強』→『戦場』バージョンもあります!並べて貼るとインパクトは更に増しますね。
カッコいいです!
シンメトリックな美しさを漂わせる漢字のアンビグラム
意瞑字査印さんの作品もご紹介します。
垂直方向に反映させた『陰と陽』
逆さに呼んでも『逆転』
『苦楽』です
180度回転させても同じ文字が読めるものや、違う文字が浮かび上がるものもあり、奥が深いですね、アンビグラムは。
ネットの反応
・ボートレースのポスターがこんなにカッコイイとは!
・アイデアが凄いね!
・アンビグラム、あまり知らない世界だったけど面白い
・いろんなパターンがあるんだな
1970年代に美術家のジョン・ラングドンが中心となって発展したと言われているアンビグラム。漢字もアート性がありますので、海外でも人気だと思います。