老人ホームで亡くなった老人が遺した手紙は、介護士たちの人生を変えることになった・・・

老人ホームで「愚痴の塊」と呼ばれた男性が亡くなった後に発見された手紙。その手紙は介護士たちの人生を変えることに・・・

老人ホームで亡くなった老人が遺した手紙は、介護士たちの人生を変えることになった・・・のイメージ

目次

  1. 1「愚痴の塊」と呼ばれた老人
  2. 2マックさんが遺した手紙
  3. 3利用者に向き合えない日本の介護士の現実
  4. 4ネットの反応

「愚痴の塊」と呼ばれた老人

ある老人ホームで介護士や施設のスタッフから“愚痴の塊”と呼ばれていた男性がいました。その男性の名前はマック・フィリザーさん。

そのような呼び名が付けられたマックさんは、介護にあたっていた介護士さんにとっては疎ましい存在だったのだと思います。

介護士さんだって一人の老人に付きっきりになるわけにはいかないのです。愚痴をゆっくり聞いてあげられるくらい余裕があったらどれだけいいか・・・

忙しい介護現場で、手間のかかるマックさんは嫌がられる存在だったのかもしれません。

そのマックさんにもお迎えがやってきました。

施設のスタッフがマックさんの部屋の遺品を整理していたら、その中に一通の手紙が発見されました。

その手紙は、この老人ホームでマックさんに関わった介護士さんや施設のスタッフに宛てて書いた手紙でした。

マックさんが遺した手紙

マックさんが遺した手紙がこちらです・・・

「介護師さん、何が見えますか?
私を見るとき、何を考えますか?
賢くもない気難しい老人で、
行動が読めず、いつも遠くを見つめてる。
食べ物をこぼし、返事もしない。
『頑張ってみましょうか?』と大きな声であなたは言う。
あなたがすることには何も気づかない様子で、
いつも靴下や靴を失くしている。
抵抗され、意に沿わない。
今日は入浴もある長い日だっていうのに?
何を考えているのですか?何が見えます?
目を開けて見て下さい、介護師さん。あなたは私を見てない。
あなたの指示を聞きながら、食べさせられながら、
じっとここに座りながら、私について少し話してみよう。」

「私は10歳の子供だった。父と母、
兄弟姉妹と共に愛されて育った。
私は16歳の少年だった。足取りは軽やかで、
いつか出会う愛について夢見ていた。
私は20歳の新郎だった。心を躍らせ、
愛を誓い、必ず幸せにすると約束した。
私は25歳の父親だった。子どものために、
安全で幸せな家庭を守った。
30歳。子どもたちが成長し、
絆は固く、永遠に続く気がした。
40歳。若い息子たちが巣立ち、
寂さは、妻が埋めてくれた。
50歳。孫に足を掴まれ、
妻と私は再び子どもとの生活を始めた。
そして失意に耐える日々がきた。妻が亡くなった。
未来を思い、私は不安に怯えた。
子どもたちはその子どもたちを抱え、
私は過ぎさった年月と愛を、懐かしむようになった。」

「今の私は老人だ。自然は残酷で、
老いた者を愚かに見せる。
体は壊れて、気品と活力が失われ、
心のあった所には、今は石がある。
でもこの体には、若い男がまだ宿っていて、
私のすでにボロボロな心は、何度も気持ちで溢れそうになる。
過ぎた幸せや、痛みを思い出すことで、
再び人生を愛し、生きることもできる。
そして、あまりにも短く、あっという間に過ぎていった人生を振り返りながら、
永遠が存在しないという厳しい現実を、受け入れようとしている。
だから目を開いて、見てください。
気難しい老人じゃない。
見てください、私を!」

もっと自分のことを見て欲しかった、自分に向き合って欲しかった、そんな思いが綴られていました・・・

もしもマックさんが生きている間にこの手紙を読むことができていれば、介護士さんたちの対応も変わっていたかもしれませんね。

利用者に向き合えない日本の介護士の現実

一方で、日本の介護現場は低賃金・重労働・長時間労働で疲弊している現場も少なくありません。

介護労働安定センターが「介護職に対する労働条件の不満点」について調査した結果では、最も多いのは「人手が足りない」、次いで「仕事内容のわりに賃金が低い」でした。

賃金が低いために介護職から他の職業へ転職する人が跡を絶たない状況で、それが人手不足を呼びさらに労働環境の悪化に繋がる悪循環になっています。

介護労働安定センターの別の調査では、介護職員が足りないと考えている事業所は2016年10月時点で62.6%にものぼっています。

政府は2015年度の介護報酬改定で、「処遇改善加算」を拡充していますが、高齢者の増加スピードに追いつかず焼け石に水の状態なのです。

余裕があるなら介護をする対象の高齢者一人一人に向き合って対応することができますが、現状でそれをすることができない現場が少なくありません。

それどころか、仕事の忙しさ・大変さからストレスを溜めすぎた介護士が、高齢者への虐待をしてしまう事件も起きています。

介護士さんに、介護サービスを利用する高齢者一人一人に向き合ってもらいたい、と思うならば待遇の改善、人手不足の解消は絶対に避けて通れません。

現場は大変なんですね・・・

ネットの反応

・人間の人生は一人一人違うもんだからねぇ・・・でも介護士さんに求めるのも酷だわ
・安楽死させてくれよ・・・安楽死できるならこんなことにならなくて済むんだよ
・僕も痴ほう症の方達とドラムサークルをさせて頂いていますが、肝に命じておきます!
・自分もいつかお世話になるんだろうなぁ 面倒な老人と思われるのが怖いわ

マックさんの気持ちもわかりますが
それができるとは限らない現場の状況もわかります・・・

出典:イミシン, みんなの介護ニュース

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