【西日本豪雨】堤防決壊で甚大な水害に襲われた倉敷市。水上バイクで被災住民を救った無名のヒーローたちとは

西日本豪雨の被害がとりわけ大きかった岡山県倉敷市真備(まび)町で、一般男性が水上バイクで120人もの被災者を救った様子がツイッターで拡散され、全国紙も報じるほど話題になりました。住民が呟いた感謝のツイートと画像で救助の様子を振り返りました。

【西日本豪雨】堤防決壊で甚大な水害に襲われた倉敷市。水上バイクで被災住民を救った無名のヒーローたちとはのイメージ

目次

  1. 1水上バイクを駆り出して動けない被災者を15時間かけて救出!
  2. 2水上バイクで救助する様子とツイッターの感謝の声
  3. 3ネットの反応

水上バイクを駆り出して動けない被災者を15時間かけて救出!

「町のヒーローじゃ!」...救助された住民たちが、命の恩人として声をそろえて絶賛するヒーローとは...

その人は岡山県総社(そうじゃ)市の建設業、内藤翔一さん(29)です。レスキューも自衛隊も直ぐに到着できない状況の中、友人から水上バイクを借り屋根の上などに非難している人たちを15時間もかけて救出活動を行ったのです。

内藤さんが水上バイクで救出を行う事になった直接の引き金は、真備町に住む後輩の上森圭祐さん(25)からのSOSでした。何かしなければと思っていた矢先だったと言います。

「すぐ行っちゃるわ」

 
水上バイクを友人から借りて、出発した。


昼過ぎ、泥水は民家の2階ほどまで上がり、水かさは依然として少しずつ増していた。木やタイヤなど様々なものが流れ、油の臭いが鼻を突いた。ヘリの音が響く中、ベランダや屋根の上に避難している人々から救助を求める声が、数メートルおきに聞こえた。


 「助けて」「こっち回って!」

 
「次行くけ、待っとって」と伝え、最初に上森さんの母親を救出した。


取り残されている人々の多くが高齢者。自力でバイクに乗ることができず、抱きかかえる必要がある。途中から地元の後輩にも手伝ってもらった。助け出した人々は、高台にある森泉寺まで運んだ。

今回のような広範囲に及ぶ災害時は、119番や110番を呼んでも直ぐには救助は駆けつけられません。その点、地元出身で地理にも明るい内藤さんが、小回りの利く水上バイクで救助に廻ったことはとても効果的でした。

勿論、被災された人たちにとっては正に救いの神、ヒーローであったことでしょう。半ば救助をあきらめていたお年寄りにも力強く「絶対助けるから!」と声をかけ、その通りに救出していった内藤さんの行為は本当に尊いものです。

数時間すると「ブーン」と鈍い音が響いた。「もしかして、やっと助けが来たのか」。近づいてきたのは水上バイク。内藤さんから「子どもを先に運ばせてな。絶対戻るけん、絶対間に合うけん、頑張って」と励まされ、ほっとした。


しばらくして、約束通り内藤さんは来た。バイクに乗りながら「じいちゃん、命がけで助けたんじゃけ、長生きしてよ。絶対で」と肩をたたかれた。


 うれしくて、涙が出た。

 「内藤さんは、町のヒーロー。命の恩人じゃ」

水上バイクで救助する様子とツイッターの感謝の声

水上バイクを運転するん内藤さん

15時間の救助活動の間には、水が引いて浅くなった部分もあり水上バイクも底が何かに引っ掛り、転倒することもあったと言います。

また土砂や瓦礫が大量に混じった泥水の中をかき分けて走り回った水上バイクは、しまいにはボロボロになってしまったそうです。

■内藤翔一さん(左)と上森圭祐さん

正に英雄ですね!水上バイクは今後水害時の救助方法として、消防や警察も導入してもらえないでしょうか。

ネットの反応

・水上バイクヒーローかっこいい...目が潤った...
・ツイッターで回って来た水上バイクの人だー!!!!!うおおおん泣いた(ノД`)・゜・。
・真備町は内藤さんへ感謝状は勿論、水上バイクを無償で修理してあげなきゃ!
・こういう話は後々英雄譚として語り継がれるんだろう

内藤さんの救助活動に協力された方もいらっしゃいます。災害の陰で無名の英雄たちが、必死に救助のボランティア活動を行っていた事実があったのです。

出典:朝日新聞デジタル  まとめダネ! イミシン 

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