「夢を抱け」と子供に言うのは良いことなのか!?たけしが語る『新しい道徳』があまりにも深過ぎる・・・

たけしが北野武名義で書いた『新しい道徳』で語ったことが深すぎる・・・「夢を持て」とか子供に強調する今の道徳にたけしがツッコミ!

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目次

  1. 1たけしが今の道徳にツッコミ!
  2. 2ネットの反応

たけしが今の道徳にツッコミ!

2015年9月に発売された北野武著『新しい道徳』は、ビートたけしが映画監督などで使う北野武名義で出した道徳に関して持論を語った本です。

『日本人にとって、「道徳」とは何か?』という問に真正面から向き合ったこの本は、発売直後から反響を呼び、あっという間に発行部数は18万部を超えました。

2018年度から教科化する道徳について、この本の第一章では「道徳はツッコミ放題」とのタイトルで現在学校で教えている道徳に疑問を呈しています。

その一つが、「夢を持て」や「自分らしさを生かせ」と言った言葉を子どもたちに強調する社会や、「夢に向かって努力することが生きる喜びになる」と教える道徳へのツッコミです。

これに対して「時代が変われば、道徳は変わる」というたけしは

貧乏だった時代には、そんなこといわなかった。

「清貧」が、あの時代の道徳だったはずだ。

最近の道徳の教科書に、そんな言葉は見つからない。

清く貧しく美しくなんてのは、もう流行らないらしい。節約とか節制なんて言葉もあまり見かけなくなった。

エネルギー問題、食料問題、温暖化問題などが噴出する世界を見渡したら、「夢をかなることより、清貧の方が大事なんじゃないの」と問いかけます。

しかし「経済成長して、みんなで豊かになろう」という高度経済成長期の幸福論はいまだに健在で、その文脈で「大志を抱け、夢を持て」と子どもに言っているのだ、と指摘するたけし。

スティーブ・ジョブズやマイケル・ジャクソン、あるいはイチローや本田圭佑、石川遼といった「夢の見本」を挙げて、成功すればお金持ちになっていい車でも家でも好きなものを買えると教える。

この「子どもの鼻先に夢という名のニンジンをぶら下げている」ことを批判し、こう言います

だけど、夢を持てば、誰もがスポーツ選手になったり、大金持ちになれるわけじゃない。

夢をかなえた、ごく一握りの人にスポットライトをあてて、夢を見ろと煽る。宝くじの宣伝と同じ程度の話なのに、学校の教師までが、子どもに夢を持てなんていっている。
世の中に余裕があるから、そんなことをいっていられるのだ。

こんなことが言えるのは、夢を叶えられずに挫折しても食うにことのない世の中だからであって、昔はそんなに甘くなかったと言います。

たけしが子どもの頃はうっかり夢を語ろうものなら、こう親に叱られたとか・・・

「医者になりたいだって? 何いってんだ。お前はバカだし、ウチにはカネがないんだから、なれるわけないじゃないか」

「画家になりたい? バカヤロウ! 絵描きで飯が喰えるわけがねえだろ」

もちろん本当に夢を持って頑張っている人を否定しているわけではありません。医者や画家になる意志と能力がある子どもは、頭を叩かれながらでも医者や画家になるだろうと言っています。

本当に夢を持った人間は、「夢を持て」なんていわれなくてもやり遂げる。

夢を追いかけるといえば聞こえはいいけれど、それはつまり輝ける明日のために今日を犠牲にするということだ。

と、強烈な言葉を投げかけています。

そして夢を持つことよりも先に教えるべきことは「今を大事に生きること」だとしています。

夢なんかより、今を大事に生きることを教える方が先だったのだ。

夢なんてかなえなくても、この世に生まれて、生きて、死んでいくだけで、人生は大成功だ。

最後に、次のような喩えで結んでいます。

どんなに高いワインより、喉が渇いたときの一杯の冷たい水の方が旨い。

お袋が握ってくれたオニギリより旨いものはない。

贅沢と幸福は別物だ。慎ましく生きても、人生の大切な喜びはすべて味わえる。人生はそういう風にできている。

そんなことは、誰でも知っている。

だけど、そんな大切なことも教えないで、夢を追いかけろという。頑張って勉強して、スポーツやって、起業したり、有名人になったりしなければ、幸せになれないと脅す。

そうしないと経済成長が止まって、大変なことになってしまうからだ。

だけど、大変なことになるのは、いったいどこの誰だろう。

少なくとも、清く貧しく美しく生きている奴ではない。

夢を持て、夢を持たないと幸せになれない、夢を叶えて成功しないと幸せにならないと脅すのが今の道徳だとしたら考えものですね・・・

たけしが言うように、道徳は時代とともに変化していくものです。今の時代に必要な「道徳」とは何なのでしょうか?

深すぎますね・・・

ネットの反応

・この本の内容を子どもたちに考えさせるのがいい道徳になるんじゃないか
・当たり前のことをサラリと表現しているのが凄い
・成功しないとダメって風潮ほんと嫌
・時代の移り変わりで常識がどんどん変わってることを、改めて実感した。

道徳・常識は時代と共に変化していくもの
あなたはこの『新しい道徳』をどう読みましたか?

出典:幻冬舎plus, Melon

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