2018年02月09日公開
2018年02月09日更新
奄美大島沖のタンカー事故で過去最悪レベルの原油流出!!この事態に日本人の危機感が無い理由とは?
奄美大島の西300kmの沖合で起きたタンカー事故で起きている過去最悪レベルの原油流出。しかし日本人に危機感が無いのはなぜ!?

奄美大島沖で過去最悪レベルの原油流出!
中国沖の東シナ海で貨物船と衝突して炎上しながら漂流していたパナマ船籍の石油タンカーが、2018年1月14の夕方に鹿児島県奄美大島の西300キロ余りの海で沈没しました。
このタンカーが漂流・沈没したのは日本の排他的経済水域(EEZ)内で、積載されていたのは13.6万トンの超軽質原油・コンデンセートです。
この流出は過去最悪レベルの原油流出で、環境への影響が懸念されています。
今月10に起こった10万トン級イラン国籍タンカーの衝突炎上により、ここ数十年で最悪のオイル流出が東シナ海で展開中であるとのロイターの記事。英国立海洋研究所のシミュレーションによると、3ヶ月以内に日本にもかなりの汚染被害が…。https://t.co/bOXQxFeJWM pic.twitter.com/BndvCt7dra
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) January 28, 2018
トカラ列島の宝島には既に原油の漂着が始まっていて、現地の人は対応に追われているとか・・・
ひどいね。。。
— yoshidakengoman (@yoshidakengoman) January 31, 2018
物凄く綺麗だった宝島の海が。。。って息子が言ってる
もう泳げない。。
魚が食べれない。。
ソレよりも。。
コンデンセートってなんだ❓
無色透明か薄黄色とあるが。。
非常にイヤな予感。。 pic.twitter.com/UUt50fry31
鹿児島県奄美市の朝仁海岸にも漂着がありました。
今回流出した軽質原油・コンデンセートは水よりも軽く揮発性も高いため蒸発するとの見方もあります。しかし、これだけ大量に超軽質原油・コンデンセートが流出した事例はなく、予断を許しません。
一方、海外では「35年ぶりの最悪のタンカー流出事故」と大きく報じられているのに、日本のメディアはあまり大きく報じることがなく、日本国内での危機感はほとんどありません。
政府当局からの発表も少なく、一体どうなっているのか知り得ない状況に「何か隠しているのでは?」との陰謀説も囁かれています。
対応に当たっている海上保安庁に問い合わせると、「紙ベースで情報を出している」とのことで、2月5日に発表された情報がこちら!
日本のメディアが積極的でないことに加え、海上保安庁に情報を発信する仕組みがないことと、国内にコンデンセートに詳しい人がいないことも影響しているようです。
中国政府は事故後の火災でコンデンセートの大半が燃焼していて、沈没後に流出したコンデンセートはすぐに蒸発すると考えているのでは、との見方も。
タンカーからはコンデンセート以外にも燃料の重油も流出しています。最も有効なのは引き上げることだといいますが・・・
燃料の重油の方がヤバそう!?
ネットの反応
・宝島に漂着したのは燃料の重油っぽいな
・中国の貨物船との衝突で沈没だから、マスコミが忖度してるだけじゃねえの?
・報道少なすぎるわ!マスコミは現地に取材いってこいよ!
・燃料だけでも結構な汚染ありそうだよね
海上保安庁も現場で活動をしています。
それをしっかり発信して、メディアにも伝えて欲しいですね!
出典:まとめいく, BIGLOBEニュース