2018年02月12日公開
2018年02月12日更新
【超驚愕】『500万当選しました!』という迷惑メール業者相手に訴訟を起こしたところ…驚愕の結果に!
2010年、あるブログに『500万円当選しました』と詐欺メールを送ってきた業者を訴えたら、100万円ゲット出来たという男の武勇伝が紹介されていました。その手法とは...

『500万円当選しました』という迷惑メールが来たので...
出会い系サイトを運営する某業者から『500万円当選しました』という迷惑メールが、その男性の元に届きました。恐らく不特定多数に出したメールの一つだったと思われます。
そのメールを見てその男性は「ならば本当に払ってもらおうじゃないか」と業者の迷惑メールを逆手に取ろうとしたのです。
最近は以前ほど見なくなりましたが、一時期大金が当選しただの、見知らぬ”女性”からあなたの口座に100万円振り込みますだの甘い言葉でわなを仕掛けてくる”迷惑メール”は確かに存在しました。
大半の人は”こんなもの嘘だ!”と絶対に相手へ連絡しない、無視するでしょう。しかし、このブログの男性は断固迷惑メールを出す相手を許せなかったのです。そこで民事訴訟を起こすことにしました。
訴訟を起こすことにした!
当選金の支払いを求めて男性は「本人訴訟」を起こすことにしました。これは弁護士に頼らず自力で訴状を作成して、簡易裁判所に提出しました。
裁判の流れは以下のような手順で進行しました。
裁判の流れ
「500万円当選しました」と迷惑メールが届く
↓
いろいろ条件をつけて払う気がなさそうだから裁判にしよう
↓
資本金200万円の会社だから500万円の訴訟は訴額が大きすぎる?
↓
訴額を140万円にして簡易裁判所に提出
↓
相手は弁護士をつけて裁判
↓
100万円で和解! 100万円ゲット!
法廷で徹底的に争い、遂に勝訴!
この裁判の様に、とことん争えばしっかりと大金を勝ち取ることは出来るかも知れません。但し、この相手の様にまともに反応してくればの話ですが...
この様な迷惑メールを出す業者は、まず特定できず訴訟を起こそうととしても姿をくらますことが殆どです。よって以下のような事を想像することも重要です。
2010年のブログ投稿者の例では、まじめに対応されて金銭の支払いがあったようですが、相手がまじめに対応せずにすぐに逃げる場合も考えられますし、相手が異常人物・危険人物・暴力的な輩であれば反撃にあう場合も考えられます。
その尻尾は果たして犬の尻尾なのか虎の尻尾なのかメールだけではわかりません。犬の尻尾なのか虎の尻尾わからないけどお金がもらえるかもしれないから踏んでみようと考えているならリスクが高いギャンブルだと思います。虎の尾を踏まないように気をつけてください。
男性本人がブログに”恐くないか?”と聞かれたことに対して、以下のように答えています。
「怖くない?」とかに対して。
公式文書に記録が残っていると、なんか安心感がありますね。
というか、ここから大事。\(・_・)
詐欺師どもの私生活に入り込むような攻撃をすると反撃の目に遭う可能性が高いです。
逆に言えば、詐欺師どもの私生活に入り込まなければ大丈夫です。
今回のケースに対して弁護士の見解は
今回のケースは、『贈与』という契約にあたります。契約は原則としてメールのやり取りであっても、当事者間で合意の意思表示(申し込みと承諾)があれば成立します。
贈与は民放によって以下のように規定されています。
『贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる』
つまり、今回のメールで言えば業者の『500万円当たりました』という内容が意思表示に当り、メール受信者が承諾の返事を出せば贈与契約は成立したとみなされるのです。
但し、メールが書面に該当するかどうかは議論の余地があるという事です。もし該当すればこの契約を撤回することは出来ません。
参照:弁護士ドットコム
但し、悪質業者は所在を特定することが難しく、今回の様に弁護士を介してであってもまともに出てくることは極めて稀なので、余り二匹目のドジョウを狙う事は考えない方が良いです。
男性のブログはまだ以下のサイトで閲覧できます。
「出会い系サイト運営業者を訴えてみた」
この訴訟結果が悪質業者を少しでも駆逐する結果に繋がったかも知れません。
ネットの反応
・すげーな、全部自分でやってるからお金もそんなかかってないだろうしそれで100万ゲットは羨ましい
・ダウト これ捏造記事だよ これ系のスパムメールは絶対に発信者にたどり着けないようになってる 警察とかならまだしも個人はまず無理 ちょっと考えればわかること
・レベル高い人だなー
・たいがいはトンズラされて終わり...100万円取れるなんてあり得ないと思うが。
だいぶ古いネタが未だにネットで話題になっているということは、テーマが興味深く衝撃的内容だったからでしょう。嘘か真実かは別として。