緊急時のドクターコールを6割の医者が無視する理由に愕然!「これは法を変えないと無理」

「お客様の中でお医者様はいらっしゃいますか?」飛行機など限られた空間で急病人が出た時、CAは乗客にこう呼びかけます。このドクターコールへの対応が日本では6割の医者が無視すると言います。一体なぜ?

緊急時のドクターコールを6割の医者が無視する理由に愕然!「これは法を変えないと無理」のイメージ

目次

  1. 1「お客様の中にお医者様は...」ドクターコールの現実とは
  2. 2日本で「ドクターコール」に応じる医者は34%にすぎない理由
  3. 3「飛行機の中の医者は無力」
  4. 4ネットの反応

「お客様の中にお医者様は...」ドクターコールの現実とは

ドクターコールに毅然と対応する医者に遭遇した時、まるでドラマの世界を見ているようで"カッコいい"と思いませんか?

勿論、人が重病で苦しんでいるときに不謹慎ですが、無償で病人を助けようとする医者の正義感と責任感に率直に憧れのまなざしで見てしまうのは事実です。

歌手の宇多田ヒカルさんが、実際にドクターコールに対応したお医者様の現場に遭遇したそうです。

宇多田さんは17年12月6日、飛行機の機内アナウンスで「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!」という場面に初めて遭遇した、とし、


「私のすぐ後ろの席の女性が医者で、クルーに案内されて気絶した乗客の元へ向かう後ろ姿がすごくカッコよく見えた」


とツイートした。

このツイートでははっきりと書かれていませんが、女性のドクターは海外の人のようです。このツイートに対して多くの共感のコメントが集まりました。

「それはカッコ良すぎる」
「ドラマみたいですね」
「自分は飛行機ではなく、電車内で何年か前に遭遇しました その時、お医者様って凄いと感じました」

日本で「ドクターコール」に応じる医者は34%にすぎない理由

ところが日本ではドクターコールに応じるとはっきり回答した医者は34%というアンケート結果が公表されました。

日経メディカル オンラインの医師会員を対象とした調査によると、「ドクターコールに応じるか」の問いに回答があった758人中、17%が「応じない」とした。

出典:日経メディカル 

海外と日本のこの差は一体何なのでしょうか?

それはある重要な法律が海外(例えばアメリカ)と日本では大きく違うからです。

これは国外の航空会社がいわゆるドクターコール時に応じた場合、傷病者が亡くなっても航空会社がその行為を保障すると述べていたのに対し、国内の航空会社では「医師や看護師など名乗り出た者の責任」としていたため、法的責任を問われるリスクから消極的な回答が多いと考えられる。

また国際線でも、米国以外では医師の法的責任に関する問題には明確な法律あるいは法律家の間で統一された見解はなく、どの国の法律を適用するのかについてすらはっきりしていない。実際に、上記アンケートでは2/3以上の医師がドクターコールに応じないと思う理由として「法律」を挙げたという。

結果が悪かった場合でも、偶々緊急で対応した医師が責任を追及されるのではちょっと違うのではと思います。何故なら誰も対応しなかったら状況は悪くなるだけですから。

そこで「善きサマリア人の法」が重要な意味を持ってくるのです。

「善きサマリア人の法」立法を望む声も多い

善きサマリア人の法(よきサマリアびとのほう、英:Good Samaritan laws、良きサマリア人法よきサマリア人法とも)は、「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法である。
※出典:Wikipedia

つまり善意の気持ちをネガティブな罰則で押し潰してしまうのではなく、その場に居合わせた人(バイスタンダー)に傷病人を率先して助ける救護活動を促進しようという狙いがある法律なのです。

アメリカやカナダでは導入され、日本でも検討されています。医者の多くが望む法律だと思います。

「飛行機の中の医者は無力」

万能な医者は存在しません。実際、飛行機に搭乗している医者が常に出動準備OKの態勢で乗っているわけではありません。プライベートであろうと仕事の出張であろうと機内では誰でもほっと一息ついてワインの一杯でもひっかけているものです。

そういう状況でドクターコールで呼ばれた場合、医者が躊躇する理由として「言葉がよく通じないかも」というのあります。点滴用具なども英語以外の言語だと判断に苦しむそうです。勿論、アルコールも入っている状況では尚更でしょう。

あるお医者さんが若いころ、国際学会に出席するためオーストリア行きの飛行機に乗っていた時、ドクターコールされ、意を決して対応した時の話がありました。

血圧が下がり脈拍も弱くなった乗客の女性を見た時、最悪の事態を想定したそうです。何故なら点滴は英語なのでよくわからず、針を血管にさす「ルート」を見つけるにも一苦労..間違えれば生命にかかわります。

なんと、点滴のバッグがすべて英語表記で書かれていたのです。当時経験の浅かった私は英語が分からず、ただ一つだけわかった「SALINE」、生理食塩水を使うことにしました。しかも点滴の針も外国製で、見たことがないタイプ。点滴って、0.1mmくらいのブレで失敗するようなかなり繊細な技術が必要なので、普段使っていないものを使うのは非常にストレスです。さらに、今目の前の患者さん(私の頭の中ではこの女性はすでに「患者さん」でした)は血圧が低く、血管が縮んでしまっているから点滴の針を刺すのが難しい。その上点滴の針はかなり細くて使えないものか、異常に太いものしか入っていない。さて、どうしたものか……。

何とかルートを確保し、その後も機内では騒音で聴診器による心臓の音も聞こえないので、大変苦労したそうです。しかし幸いその女性の容態は回復に向かいました。

 すると徐々に血圧が上がってきたため、少しずつ私の緊張の糸も緩んでいきました。点滴バッグを2本(1000ml)ほど入れた段階で意識もはっきりし、血圧は130/70mmHgほどまで上がっていました。どうやら致死的な原因ではなく、6. 迷走神経反射だったのだろうと思いながら話を伺いました。すると、

 「昨夜遅くまでテレビを見ていてあまり寝ておらず、今日は機内で結構たくさんワインを飲んでしまった。トイレに行って大きいほうをしてから気分が悪くなり、なんとか席に戻ったがぐったりしてしまった」

 とおっしゃっていました。やはり迷走神経反射なのだな、と思いつつ患者さんを席に戻すと、私は上気した頭を抱えて自分の席に戻りました。

このお医者さんの場合、幸運にも恵まれました。「ドクターコール」をするという事はその乗客はかなり深刻な状況に陥ってることが多いはずです。例えば脳梗塞、心筋梗塞など...

このような場合、たとえ医者が乗り合わせていても何もできないと先のお医者さんは語りました。

最後に申し上げておきますが、飛行機の中で医者は無力です。長時間のフライトの際は、体調管理にお気をつけて。

全くおっしゃる通りです。ドクターコールは本当に万一のケースで対応していただけると心強いという認識に留めておくべきでしょう。

ネットの反応

・まあ機内じゃ脈計るくらいしかできんだろうし
・AED使おうと服をハサミで切ったら器物破損だかなんかで訴えられたとかいう話なら聞いたことある
・飛行機会社も独自に保険をかけ始めたから医師の責任が追及されることは少なくなっていくだろう
・金にならないからやらんという奴は論外!医者辞めてくれ!

まず一番大事なのは自身による体調管理ですね。睡眠不足と酒の飲み過ぎでドクターコールはふざけるなですねsadそれと機内の医療器具の充実化も課題ですね。

出典:痛いニュース 2ちゃんねる Wikipedia JCastニュース 日経ビジネスON LINE 

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