2018年02月13日公開
2018年02月13日更新
【診断】あなたが自閉症スペクトラムの傾向があるかどうか診断できる画像とは
この画像のどこに注目するかで、あなたが自閉症スペクトラム傾向にあるかどうかが診断できるといいます。そのポイントは果たしてどこなのでしょうか?

自閉症スペクトラムとは
自閉症スペクトラムは発達障害の一つとして、ASD(Autism Spectrum Disorder)とも呼ばれています。現在では自閉症とアスペルガー症候群、広汎性発達障害(要素が複雑で特定困難)も含んで、自閉症スペクトラムと包括的に呼んでいます。
主な特徴
1.社会的コミュニケーションをとることが難しい
2.独特の拘りと独特の感覚の持ち主
以上の2点が代表的な特徴ですが、イギリスの児童精神科医ローナ・ウィングによってASDの3つの特徴が提唱されました。
「3つの組の障害」
- 社会性の質の違い: 周囲の人とかかわる時に適切にふるまうことができず、相手と関係を築いたり、築いた関係を維持していくことが難しい。
- コミュニケーションの質の違い: 相手が言っていることや感じていることを理解したり気づくのが難しい。また自分が言いたいことや感じていることを相手にわかりやすく伝えたり表現するのが難しい。
- 想像力の質の違い:自分が見たり予想していた以外の出来事や成り行きを想像したり納得することが難しい。自分の興味のあることや心地よいパターンの行動に強いこだわりがあり、想定外の行動を取ることに抵抗を示す。
この画像の判断ポイントとは
発達障害は決して珍しい事ではありません。小中学生の6.5%の割合で発達障害の可能性がある児童生徒がいると言われています。
そのうちの4割は支援を受けていないそうです。程度の差もありますので、本人はさておき親が認めたくないケースが多いのではないでしょうか?
発達障害は周囲が理解し、支援していく制度が重要です。自分がASDであるかどうかは様々な専門的な診断方法がありますが、ここでは自閉症的傾向があるかどうかを判断出来るという1枚の写真をご紹介します。
↓の写真をご覧下さい。何か変わったところに気付きましたか?
この写真に「変わったところ」があるのに気づきますか?
— マンガで分かる心療内科と心理学と色々 (@sinrinet) June 5, 2015
自閉症スペクトラム(発達障害の一種)傾向がある方ほど、早く気づくとされています。
http://t.co/EPrKuwL6Ro pic.twitter.com/bOEQEckbaJ
この画像は心理テストの一種で、バロー神経学研究所の室長・Stephn L macknik氏によって紹介され、広く知られているものです。
ポイントは何か?
ASDの人ほど「ある特徴」にいち早く気付くとされています。
なにもおかしいところがないではないか?と思われた方は正常です。
普通の人はまず画像に写っている人物の顔に注目します。
しかしASD傾向の方は、顔より「少女の右手」に気付くそうです。そう、右手の指が6本ありますね。
勿論これは傾向があるという意味ですので、イコールASDという訳ではありません。非常に注意力が高い方も気付く可能性が高いでしょう。勿論、時間をかけて見れば大概の人が気付くかもしれません。
もしいち早く6本指に気付いた方で、ASDの特徴に心当たりがあれば専門医に相談した方が良いでしょう。
ネットの反応
・顔→背景→「変わったところ」という視線移動 まあ、気づきます
・数秒で指に気づいたんだけど。俺自閉症に…俺自閉症だった
・間違い探しは得意なんだが...
・変わったところがあるか?と聞かれれば、顔よりその周辺に目が行くよ
この画像判断だけでASDかどうかは語れない事は言うまでもありません。自閉症スペクトラムは境界線が曖昧ですから、もっと総合的に判断する必要があるでしょう。