【衝撃】3億円事件の犯人名乗り出る?!「モンタージュ写真の男は私が殺した」信憑性は?
ネットの「小説家になろう」に今年突如掲載された小説で、『3億円強奪事件の犯人は私です』と名乗り出た白田なる人物は本当に実行犯だったのか?信憑性に迫りました!

突如名乗り出た『犯人』
1968年12月10日、東京都府中市で発生した三億円強奪事件は、戦後最大のミステリアスな未解決事件として、今なお人々の脳裏に焼き付いています。
既に1975年で時効を迎えた事件ですが、一滴の血も流さず犠牲者を出さなかった手口の鮮やかさ、奪われた現金も保険で補償されたことなどから、実行犯は一種のヒーローのような扱いを世間やマスコミから受けていたほどです。
そんな3億円事件ですが、発生から50年経った2018年、犯人と名乗る男が「息子に背中を押された」として、ネットの小説投稿サイトに事件の真相を暴露し、物議をかもしています。
戦後最大のミステリー・未解決となっている3億円事件とは
1968年12月10日、東京都府中市にて発生した現金強盗事件。日本犯罪史において最も有名な犯罪であり、未解決事件のひとつ。
「この車にダイナマイトが仕掛けられているという連絡があった」──東芝府中工場に運ぶ途中、従業員4600人分のボーナスを積んだ現金輸送車が、白バイ警察を装った人物に呼び止められた。その人物は車体の下を調べるフリをしながら発煙筒に火を点けると、「爆発するぞ!」と乗務員4人を外に出し、輸送車を奪って逃走した。
その劇場的かつ鮮やかな手口、死傷者をひとりも出さなかったこと、奪われたボーナスは保険会社から補填されたこと、さらに大捜査も及ばず迷宮入りするという展開から「戦後最大のミステリー」となった。金額は、当時の貨幣価値で10億円とも20億円とも言われている。
◆↓犯行に使われた偽の白バイ
核心に迫る情報とは
※イメージ画像
自分が3億円事件の犯人だと名乗る人物は名を『白田』と言い、インターネット自作小説公開サイト「小説家になろう」に暴露小説を数回にわたり発表しました。
それは事件の真相を捜索ではなく事実の話として公開したため、大きな話題となりました。更に「警察しか知りえない情報」として核心に迫る情報まで書き込んでいました。
〈私が準備していた「あるもの」。それは……。--警察手帳。(中略)私はこの警察手帳をアタッシュケースの中に入れることにしました(中略)この警察手帳は正式な遺留品として公開されていません〉
警察手帳は、「白田」とともに強奪計画を立てた親友のS(省吾)の父親のもの。白バイ隊員だったという。
確かに、当時の報道を見る限り、警察手帳が残されていたという記述は見つからない。それが“もしかしたら真犯人だけが知っている話なのかも”と興味をかき立てているようなのだ。
状況描写や情報がリアル
インターネットサイトに告白を小説という形で書くことを勧めたのは、白田の息子だということです。白田の妻であり事件の共犯者でもあった「京子」が亡くなったことも告白するきっかけになったと言います。
そこで書かれた内容は、確かに犯行時の心情や発煙筒に火が付かず実は大いに焦った話など、非常にリアルです。
〈発煙筒がつかない! 雨に濡れたのか、それとも湿度が原因か……。何度擦っても火がつかない発煙筒を持ったまま、私は絶望しました〉
あざやかな手口で3億円を強奪した犯人が、その実、現場で計算違いに慌てていたという“新説”も興味を持って受け止められているようだ。
モンタージュ写真の男は友人で『白バイ警官の息子』
3億円事件と言えば「モンタージュ写真の男」が実行犯と長年世間に知られていますが、「白田」ではないそうです。「この写真の男は友人で一緒に事件を計画したが、犯行には加わらなかった」とのこと。
白田曰く「写真の男の名は省吾といい白バイ警官の息子だった。省吾は立川近辺でバイクの窃盗を繰り返していた不良だった。自分が彼に計画を話し仲間に引き込んだ。しかし、実際には犯行に加わっていない」
モンタージュ写真の男は服毒自殺
実際の犯行は白田と妻が行いました。そして事件発生後、なぜか犯人のモンタージュ写真が省吾に酷似したものとして公開されたのです。
そして白田らを庇うためにモンタージュ写真の男(省吾)は服毒自殺をしたと言います。しかし、省吾をそこまで追い込んだのは白田であり、"彼は、私が殺したのです"と白田は告白しています。
警察は今後動くのか?
50年以上たって果たして警察は何らかの動きを示すのでしょうか?当時の管轄・府中警察でも白田の告白は興味を持たれているようです。
「警察内部でも、“三億円事件のホシが出た”と面白がっている人間もいます。事件のお膝元の府中警察署でも、刑事たちの話のネタになっているそうです。とはいえ、時効になった事件ですから、表だって再捜査とはなりませんが」(警察関係者)
◆なお、ポプラ社から白田の告白本が緊急出版されるようです。
興味のある方はコチラから探してみてください。

◆ツイッターの反応
文章を残す方法はいくらでもある中で「小説」家になろうに投稿したんだから「小説」なんだろうな
— すぴかだよ (@wxnamckle) October 2, 2018
推定70歳以上って感じの人がこんな方法取るんかねぇ、遺言書を作ってこれを公開するか否かの判断を家族に委ねるってのが自然だと思うけど。
— KYS (@cba_grb_early_c) October 2, 2018
「3億円事件の犯人は私」小説投稿サイトに掲載された告白文が話題 #ldnews https://t.co/5RiQoYWMDs
— ゲーテ&ワーグナー支持者 (@eikouarucroatia) October 2, 2018
>一方で「昼から夢中で読んでしまった」「本当かどうかは分からんけど面白い」など、真偽はともかく「読み物」としては興味深い、という声も少なくない
確かに読み物という観点からだと割と面白い…
ふーん😒それが事実だと仮定して言うのならば、その文章力は才能でもなければ美談でもない、犯罪者の懺悔だ。犯罪者は罪を償ってこそ人生の再スタートができる。子や孫に囲まれて幸せというのはお門違い。子や孫は犯罪で得たお金で幸せになったという苦悩を背負って生きていく。
— 🌱はなちゃん🍀 (@Q8QXnFzLgvKQQbx) October 2, 2018
◆↓は1984年(昭和59年)に作成された、3億円事件の真相に迫ったドキュメント番組です。
50年経っても未だ世間に衝撃を与える「3億円事件」とは、やはり戦後最大のミステリーなのですね。
ネットの反応
・本物だと思う。関連の書物はだいたい目を通してきたけどこれは別格
・本物でも偽物でもどっちでもいいけど、ふつうに読み物としてめちゃおもろだった
・発煙筒の件は本当なら犯行失敗するところだったのに冷静な男なんだな白田は...
・面白そうだけど白田を庇って省吾が自殺したってところが嘘くさいw
平成末期の時代に昭和を代表するような未解決事件の犯人から、告白が出るとは思いもよりませんでした。今後の動きに注目したいです。