ドラマ『3年A組』の最終回放映後にネットが大反響!SNSの在り方に一石を投じた..
人気ドラマ「3年A組」の最終回で、菅田将暉演じる柊先生のラストメッセージがSNSの在り方を巡って反響を呼びました。ネット民にも突き刺さった言葉とは...

ドラマ「3年A組」『柊一颯先生』のメッセージ
「3年A組」は19年冬のテレビドラマとして最も注目された作品でした。その理由は菅田将暉が初の高校教師役を演じた事と、担任教師が生徒を人質に教室に閉じこもるというショッキングなストーリー展開が興味を引いた事でした。
ある女子生徒の自殺の背景には「巨大なSNSによる匿名の暴言」があった。ネットはフェイク動画もSNSによって世間に拡散できる危険な凶器にも成り得る。ざっくりいうとこのドラマが言いたいことは以上の点に絞られるでしょう。
特に最終回での菅田将暉演じる柊先生の絶叫のメッセージは良くも悪くも強く視聴者に迫りました。近頃現実の社会でもネット犯罪やSNSの炎上騒ぎが多発しているので、余計興味を引きました。
↓のツイッターに「柊先生」がドラマの中で放った『名言』がまとめられていますので、紹介させていただきます。
今までの柊先生の言葉を少しですが、まとめてみました。#3年A組#3A pic.twitter.com/5riIl1ax8G
— じゅんせい (@tennenpaamano) March 10, 2019

いかがでしょうか?胸に刺さってくる言葉もありますよね。
なんて必要不可欠な授業だったんでしょう。
— 大塚 愛 (@ai_otsuka99) March 10, 2019
教えて育てるってこうゆう愛ですね。
さくらちゃんが2度も目の前で大切な人を亡くすなんてことを背負うなんて
心が痛すぎましたが、
避けれてよかった。
生徒達が手を掴んだ時、感動しました。
先生、ありがとう😭
AIO #3A
「SNSの誹謗中傷」こそ最大の敵!
ドラマの初回は先生が生徒を刺し殺す場面で終了したので、サイコパス・サスペンスものか?と勘違いしたほどです。もちろん殺してはいませんでした。
回を追うごとに「校内イジメ」「半ぐれ集団」「タレント教師の偽善」等が暴かれていきましたが、柊一颯とその協力者が本当に戦おうとしていたのは「SNSの誹謗中傷」でした。
視聴者もこの訴えに共感した人は多かったようです。
とんでもなく濃いドラマだった😭
— ンダホ【Fischer's】 (@ndahoFischers) March 10, 2019
SNSやネットが便利だけど時にはそんな心無い簡単に言ってしまった
言葉で人を傷つけてしまう武器にもなり得る
こないだのウェブレンジャーを思い出した
改めて観てる側としても
柊先生に授業してもらって考えさせれる視聴者参加型のすごいドラマでした。#3A#3年A組
このドラマだけは、本当に
現代を生きる僕らにSNSの使い方、発言を改めてくれる深いドラマでした
#3年A組
これは是非実用化されて欲しい。#3年A組 pic.twitter.com/DBic0pwWzg
— 田中 (@OPFPzbWmE0dBnva) March 10, 2019
菅田将暉の「一人芝居」に称賛の声
先にも書きましたが菅田将暉が校舎の屋上で、ノートPCに繋がっているネット掲示板の書き込みに対して吠えまくる演技は圧巻でした。
その一端をご覧ください。(削除されないうちに)
#3年A組
— 超テッキー (@white_TBD) March 10, 2019
SNS全盛のこのご時世だからこそ色々と考えさせられますね。悪口なんて簡単に言っていいわけがない。 pic.twitter.com/hUvH4iFuKl
思い知らされました。#3年A組 pic.twitter.com/XIWlM9hkLq
— じゅんせい (@tennenpaamano) March 10, 2019
いかがでしょうか?ぐいぐい迫ってきますね。
「ネット民」の捉え方に偏見ありの声も
絶賛が相次ぐ「3年A組」でしたが、ラストの「柊先生」の訴えが『一方的なネット民叩き』という批判の声も上がりました。
柊はネット民に対し生配信で、「お前たちが景山の命を奪ったんだ」「自分の親や友達に面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人にぶつけんなよ。お前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ」なとど、必死に画面に向かって訴えた。
ネット民の描き方も類型的過ぎて、オタクを悪者にしようという悪意を感じるという声も上がりました。
「その男性の特徴が、まさにステレオタイプの引きこもりオタク。カーテンを閉め切った暗い部屋でよれよれの服を着て、ニヤニヤしながらパソコンに向かいネットに誹謗中傷を書き込んでいる。部屋には漫画の本やアニメキャラのポスターも貼ってありました。もちろんネットはそういった〝オタク〟だけが使うツールでも何でもない。なぜ〝ネット民=オタク〟みたいな個人攻撃を、このドラマでしたのか。本当に理解に苦しみます」(テレビ雑誌編集者)
ネットユーザーから上がった批判コメントから...
《ネット民は陰キャとかニートの巣窟と決めつけてるやつが一番危ない》
《インターネットの使い方に警鐘を鳴らしながらも、「薄暗い汚い部屋でパソコンに向かって誹謗中傷を書き込むメガネでブスのオタク」という偏見と悪意に満ちたナイフで俺を刺しまくる3年A組》
《本当にネットやSNSの闇を訴えるなら、もっとリアルを感じさせる表現できないのかね。 「ネットする人ってこんなんでしょー」ってオタク風の男…。そら響かないわ》
《脚本を書いてる人が分かっていない。今は一般のサラリーマン、OLだってネットで悪口書き込んでるよ》
3年A組の最終回、アイドルヲタクとして色々感じるものがあった... pic.twitter.com/UUBDGUfiJC
— こちこ (@SaTzu_twice22) March 10, 2019
#3年A組
— しんたそ@🎊㊗受験合格 (@Shintaso_) March 10, 2019
これってもうドラマじゃないよ
これは今の時代を生きる俺らへの、SNSを使っている全ての人へのメッセージじゃん... pic.twitter.com/xJgp4MjsHS
「学校裏サイト」の存在などSNSが危ない面を持っていることは事実です。
そのことを良く理解して無責任な書き込みは慎む、そう多くの人が思えればこのドラマが放映された意義はあったと言えるでしょう。
ネットの反応
・暇で陰湿なネット民がこういう事を娯楽にしてんのは事実だろ。オタクはネットではマジョリティ文化だから、多勢に乗るネット民なら必然的に染まる
・実際その通りだけどな唯一、ドラマっぽくてリアリティが無い描写といえばお前らみたいな陰キャのオタクがラストで改心したシーンだけ実際は・・・
・メッセージは偏っていたけどSNSが敵だというドラマの設定からあのくらいやらないとインパクトなかった
・賛否両論巻き起こしたことはドラマとして効果があったという事
細かな矛盾点はありましたが「3年A組」は総じて面白かったと思います。教師志望だったという菅田将暉の念願が叶い、先生役は素晴らしい熱演でした。