2019年03月26日公開
2019年03月26日更新
妻が他界して1年。3歳の弟が通う幼稚園の運動会で8歳の姉が取った行動に涙が止まらない・・・
妻が他界して1年、3歳の息子は妻がいなくなったことをまだ理解できないでいた頃、幼稚園の運動会で娘が取った行動とは!?

妻が他界して1年経った頃
もう10年も前の話なんだが、それは妻が他界してちょうど1年くらいの頃のこと。
当時、上の娘は8歳、下の息子は3歳だった。
息子は妻がいなくなったことをまだ理解できないでいた。
私はそんな息子に対してどう接してやればいいかわからず、不甲斐ない父親だと悩んでいた
私自身も妻の面影を追う毎日で、寂しさが家中を包み込んでいると感じていた。
仕事の都合で家を空ける必要がある時は、実家の母にしばらく家に来て面倒をみてもらった。
出張先からは、何度も自宅へ電話をかけて子どもたちの声を聞くようにした。
子どもたちを安心させるためだったが、心安らぐのは私のほうだったと思う。
息子が通う幼稚園の運動会で・・・
ある日、息子が通う幼稚園で運動会が催された。もちろんその日は家族で参加した。
運動会のプログラムの一つに、園児と母親が手を繋いで、輪になってお遊戯をするプログラムがあった。
こんな時にこんなプログラムがあるなんて・・・
どうしようか考える前に、娘が声を上げた。
「まぁ、行くよ♪」
息子は笑顔で娘と手を繋ぎ、二人で楽しそうに走っていった。
私が呆然としていると、隣に座っていた母が全てを教えてくれた。
『あなた(俺)がこの間、九州へ行っていた時に、正樹はいつものように泣いて、お姉ちゃんを困らせていたのね。
そうしたら、お姉ちゃんは正樹に
「ママはもういなくなっちゃったけど、お姉ちゃんがいるでしょ?」
「本当はパパだってとってもさみしいの」
「だけどパパは泣いたりしないでしょ?」
「それはね、パパが男の子だからなんだよ。まぁも男の子だよね。」
「だから、だいじょうぶだよね?」
「お姉ちゃんが、パパとまぁのママになるから。」
そう言っていたのよ。』
何ということだ。娘が私の代わりにこの家を守ろうとしていたのだ。
周りに人がいるというのに私は溢れてくる涙を抑えることができず、娘と息子のお遊戯をよくみられなかった。
あれから10年。無性にあの頃のことを思い出しては、涙が止まらなくなってしまう。
成長した娘は来年の春に上京する。おとうさんは君に何をしてあげられただろうか?
上京する前に君にどうしても伝えたいことがある。
支えてくれてありがとう。君は私にとっても息子にとっても最高のママだったよ。
ありがとう。
読んでいて涙が止まりません・・・
ネットの反応
・泣けた
・娘がいなくなってからのお父さんと息子が心配になる
・弟がいると姉は母親みたいな振る舞いするけど 本当にママだったんだね
・なんだろう目から汗が・・・
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