2018年03月15日公開
2018年03月15日更新
【トリビア】潰れたネジ頭のネジを回す方法が神業!目から鱗だった!※動画あり
ネジ頭がなめた状態⇒つまりネジ頭が潰れてドライバーで回せないビスを、一発で回せるお役立ち裏技を5つご紹介します。動画もありますので、どなたでも理解できます。

目次
役に立つトリビアな知識!ねじ頭が潰れたビスを回す5つの方法
ドライバーで強くビス(ネジ)を締め付け過ぎると。ネジ頭の十字穴や六角穴などが潰れてドライバーが回らなくなってしまうことがあります。これを「なめる」と言います。
こんな時、手元に補修キットもない場合の応急処置による解決方法をご紹介します。簡単で斬新な方法なので、トリビア的な魅力が味わえるでしょう。
ネジ頭とネジ山とはどの部分を指すのか?
ネジ頭とは頭部のドライバーをあてて回す部分を言い、溝の形状によってネジの種類が分けられます。
ネジ頭部の主な形状
ネジ山とは差し込み先の穴に入っていくスクリュー上の凹凸のことを指します。
左図の凹凸部がネジ山
一般的な技:輪ゴムをかませる
これはゴムの摩擦度を利用してバカネジを回す方法です。潰れたネジ頭とドライバーの間に太いゴムを挟んで回します。こちらの動画が分かり易いです。
コツは、以下の2点。
●力を入れてゆっくりと回す
●太めの輪ゴム使う
ほぼタダなので、まずはこの方法を試してみましょう。

この位の太さのゴムが最適
ドライバー以外の方法で: 挟んで回す
発想を転換して(若しくはドライバーが無い場合)ラジオペンチやロッキングプライヤーなどを使って、ネジを外側から挟んで回すことも有効です。

但し以下の難点がありますので、事前にネジ周辺を確認してください。
●ネジのまわりにスペースがないと難しい
●皿ネジや頭が低いネジは挟めない
●ある程度の握力が必要
叩いて緩める
これは荒業なのでよく注意して行ってください。

ネジ頭に対して垂直にドライバーを突き立て、ドライバーのお尻をまっすぐに叩いてやると、衝撃でネジが緩む時があります。ドライバーは、軸が柄の中をお尻まで突き抜けている「貫通ドライバー」を使います。(普通のドライバーでこれをやると、軸が曲がってしまうのでご注意!)
金ノコや金ヤスリでマイナスみぞを掘る
ネジの溝を金ノコなどで復活させる方法です。
ネジの周りに広めのスペースがあって、なべネジなど頭が出ている種類の場合は、金ノコなどでマイナス用のみぞを太めに作りなおして復活させる方法もあります。ちょっと面倒ですが、条件さえ整えば確実な方法ですね。
ネジ穴修正ツールについてはお近くのホームセンターで確認してください。

専用ツールを使ってスマートに
電動ドライバーを所有していて、専用ツールを購入する余裕があれば、新たに小さなネジ穴を作っちゃいましょう。これは上記4つの方法では効き目がない場合にチャレンジします。
専用ツールの参考:「なめたネジはずしビット」(兼古製作所)
【使い方】ドリル部分で潰れたネジ穴の内側に新たなネジ穴をつくり、反対のネジ部を使ってなめたネジを取り外します。
以上の5つの方法を、ビスの程度と道具所有状況に応じて使ってみてください。そもそもはドライバーを正しく使い、品質の良いネジを使いましょう。
個人的には1.の方法で解決できれば理想的ですね!
ネットの反応
・太い輪ゴムって有るようで無いんだよ、一般家庭には...
・2.の挟んで回す方法も良いね!
・この歳まで知らなんだなあ。いいもの見せていただきました。次回、使わせていただきます。
・凄い!発想の違いだな。仕事で良く遭遇するけど考えた事がなかった。
元々製品なり用具なりに付属していたネジの穴がバカになってしまうことがあるんですよね。こういう場合に今回の5つは大変役に立つと思います。ぜひお試しください。