2018年04月01日公開
2018年04月01日更新
【放送事故】アナウンサーがロケ中に、頚椎骨折の重傷を負うシーンが生中継で放送された!その瞬間、スタジオは爆笑に包まれ…
テレビ史上忘れられない放送事故の話。2008年6月14日、宮崎テレビがロケ先で中継した『田んぼ尻相撲大会』に、飛び入り参加した男性アナウンサーが頸椎骨折の重傷を負いました。しかし、惨事に気付かないスタジオや周囲は爆笑したまま中継が続く羽目に...※動画あり

目次
ローカル番組の中継『田んぼ尻相撲大会』にて

如何にもローカル放送らしい中継シーンでした。番組は2008年6月14日に放送された「JAGAJAGA天国」という生活情報バラエティ番組です。
ロケは高千穂町の田んぼ内で行われた『尻相撲』の中継でした。女性タレントが最初地元のおばさんと取り組み、際どい勝利を得ます。その後、番組を盛り上げる為に、実況中継を担当していた男性アナに飛び入り参加を煽ります。
周囲に煽られて飛び入り(?)参加したアナウンサー
おばさんと尻相撲する羽目になったのは、宮崎テレビのアナウンサー柳田哲志さん。最初はしり込みするものの、盛んに煽る周囲の声に土俵(発砲スチロール)に上がりましたが...
「はっけよいのこった!」の掛け声とともに勢いよく尻をぶつけ合いますが、おばさんの勢いに押されて柳田アナは田んぼに頭から突っ込みました。


この事故で柳田アナは、頚椎骨折・脊髄損傷の重傷を負い、全身麻痺の状態に陥ることになってしまいました。
「オコシテ...オコシテ」か細い声に誰も気付かず...爆笑
映像も残されています。一見長閑な番組内容ですが、事故が悲惨なので閲覧注意でお願いします。
首から上を田んぼに埋めて身動き取れない柳田アナ..「オコシテ...オコシテ...」弱弱しくつぶやく声が聞えますが、周囲は全く気付かず・・・
事故後の柳田アナは、リハビリの甲斐あって2012年にレギュラー番組復帰を果たしました。
10か月の入院の後、2009年4月9日に車いすで一時帰宅が許され、UMK本社にも訪れた。下半身や腕の麻痺はまだ残ったまま。
2010年8月2日付のブログで、大分県別府市の施設で、自助具を使ったパソコン訓練・髭剃り訓練などをしていることが明かした。
2011年8月21日放送の「24時間テレビ「愛は地球を救う」」(宮崎ローカル)で、3年ぶりにテレビ出演。この間リハビリ中の一環として、ITパスポート試験に合格。
2012年4月7日放送開始の「マッポス」(宮崎ローカル、JAGAJAGA天国の後番組)で、レギュラー番組復帰を果たす。
車いすで番組復帰した柳田アナ
事故の映像を見たネットユーザーの声
この映像を見た人々の感想は、"飛び込み方が無茶過ぎる!" "危険すぎる!"といった声が多くありました。
水深5cmのプールに 頭から飛び込むようなもの。 危険すぎる。
頭から飛び込んだ後ほんとに身動きひとつとってない 怖すぎる、体が元気な人がこれキッカケで体が不自由になるなんて
これはトラウマ
「ごうかいにいっっちゃてください」といったやつ、責任を感じろ
動けないで苦しそうに頭ブルブルさせてるのがやばい
これ半分自業自得な所あるけどね。 事前に歩き回って深さ把握してたはずなのに落ちる時わざと頭から飛び込んでるもん笑 こんな浅い田んぼで普通のプールの飛び込み方したらどうなるかくらいわかる笑
イヤホンで聞くと突っ込んだ瞬間にゴッ!って音入ってますね・・・・汗
他の奴らがサイコパスにみえる
起こしてって言ってる
何故そんな飛び込み方したの?確実に首怪我するレベル。泥の中に突っ込んだ瞬間折れるような音聞こえる。衝撃が大きすぎる。
SNSでも辛辣な意見が相次ぎ...
自分で頭から飛び込みに逝ってるのがなんとも……
いかにアホかがよく分かる画像だな 今も昔もアナウンサーなんてのは池沼と変わらんな
池沼が害児になっただけのお話
あの日、あの時、あの瞬間はそれが一番おもしろいと思った末の行動なわけだから。
自業自得の極みだけどな
これ何がしたかったんだろう。
まちがい → 足を滑らせた瞬間
せいかい → 調子に乗って水泳の飛び込みのようにダイブした瞬間
今自分が不随になったらと思うとゾッとする
相手のおばちゃんが気の毒過ぎてこいつキライ
これだと「相手がその時強く押さなければ起こり得なかった悲劇の事故」みたいに
思われかねない きちんと原因「ふざけて頭から飛び込んだ」と結果「頭が突き刺さり頚椎骨折」
をハッキリ示しておかないと
明らかに自分から飛んでるからなあ
まあ絵的にハデにしたかったんだろうけどただのアホの末路だろ
かわいそうなのは相手したおばちゃんの方だ
考えさせられるテレビ業界の裏側
テレビ局は視聴者を喜ばすためには、かなり刺激的なシーンも撮りたがります。過去にもお笑い芸人が大やけどを負ったり、骨折したりという事故がありました。
アナウンサーまでタレントまがいの事を強要される現状では、柳田アナの事故も「素人と尻相撲対決した結果、派手に無様に負けて!」という指示があったのかもしれません。
なぜ柳田アナがあんなムチャな飛び込み方をしたのか?を考えると背景に派手な絵が欲しいという暗黙の了解があったとしか思えません。
ネットに以下のような意見がありました。考えさせられますね...
誰が悪いのか? 挑んだ本人・柳田哲志アナウンサーが悪いということになります。現在、車椅子での生活ではあるが、命に別状はなく、宮崎テレビにも残っている(保証されている?)という面では、良かったのだと思います。
私が、柳田哲志アナウンサーの立場であれば、同じ事をしていたと思います。そう思う方も多いと想像します。
ただ、保証のない売れないお笑い芸人達が、安いギャラで過激なリアクション芸を強制させられ、怪我して、お蔵入りさせられる悲惨な事実も多いテレビ業界です。
この柳田哲志アナウンサーの事故がある意味、テレビ業界の保証のない危険な芸に歯止めをかけたのだと思っています。思いたいです。
ネットの反応
・頭から入らず腹を打つように倒れこむように飛び込んでればよかったのにな
危険や不幸はどこに潜んでるか分からないもんだな
・テレビの、こういう勢い付けてるのが嫌い それで何人も骨折だの脱臼だのやったろ?
・フジテレビでも女子アナが腰の骨を骨折する放送事故があったが、あちらは無理やりやらされていたからな
・ローカル局のノリって敢えてキー局の猿真似をするからこんな事故が起こったのでは?
何度映像を見ても恐ろしすぎます!ぐったりとして身動き取れない柳田アナを尻目に、周囲もスタジオも笑い続けているところがうすら寒く感じます。